チーム

共同創設者 / 役員長
Naoko Shatz
家族法の専門家として、国際的な家族の法的課題に取り組んでいる井上奈緒子氏。ある日本人女性が離婚を望んでいたにもかかわらず、彼女の案件を引き受ける弁護士が見つからず、最終的に自ら命を絶つという悲劇的な出来事をきっかけに、この分野に携わるようになりました。移民や国際家族の法的サポートの重要性を実感し、2017年にアンソニー・ガイプ氏とともに IFJC を共同設立しました。現在は Shatz Law Group PLLC の統括弁護士として、ビジネス法や雇用法を専門としながら、ハーグ条約に関わる国際家族法の案件も手がけています。さらに、複数の主要な日本企業・団体の社外法律顧問としても活躍し、国際的な視点から法的支援を提供しています。

役員
Mei Shih
メイ・シー氏は、国際関係学と東アジア研究の学士号(カリフォルニア大学デービス校)を持ち、カリフォルニア・ウェスタン・スクール・オブ・ローで法務博士号(J.D.)を取得した弁護士です。第一世代の中国系アメリカ人として、文化や言語の違いによる課題を深く理解し、クライアントが法律の壁をスムーズに乗り越えられるようサポートしています。北京語、広東語、台山語に堪能で、シアトルの中国系コミュニティに寄り添いながら、複雑な法律手続きをわかりやすく解説し、最適な解決策を提案します。

役員
Carmen Carrillo
カルメンは、メキシコ・ミチョアカン州コアルコマン出身。現在、移民法・雇用法・民権を専門とする法律事務所 MacDonald Hoague & Bayless の管理部門ディレクターとして活躍しています。Marywood University でコンピューターシステム、通信、国際ビジネスの学位を取得し、幅広い知識を活かして法律業界をサポート。さらに、IFJC の理事として、移民家族の権利擁護にも尽力しています。また、Latina/o Bar Association、QLAW、Greater Seattle Business Association などの団体に積極的に関わり、地域社会への貢献も続けています。その功績が評価され、Marquis Who’s Who の Honored Listee にも選ばれました。

役員
Katrina Weeks
カトリーナ・ウィークスは、証拠に基づく手法と革新を活用して人権と健康の向上に取り組んできた、13年以上の経験を持つグローバル・ヘルスの専門家です。Fòs Feministaのアソシエイト・ディレクターとして、150以上の団体と連携し、性と生殖に関する健康と正義の推進に取り組んでいます。特に、ジェンダーに基づく暴力へのトラウマ・インフォームドな対応に力を注いでいます。ジョンズ・ホプキンス大学で公衆衛生学と経営学の2つの修士号を取得しており、2012年にはフルブライト奨学金を受けてアルゼンチンにて生殖医療アクセスに関する研究を行いました。デンマーク系アメリカ人であり、これまでにメキシコ、アルゼンチン、ペルー で生活・勤務経験があり、英語、スペイン語、デンマーク語の3か国語に堪能です。

共同創設者
Anthony Gipe
アンソニー・ガイプ判事は、2019年11月よりケント市裁判所の判事を務め、20年以上の法律経験を持つ法の専門家です。以前は情報分析官や通訳として活躍し、その後、法律界へと転身しました。ワシントン州弁護士会(WSBA)では、2013年から2016年まで会長を務め、QLAWやWSBAリーダーシップ・インスティテュートの創設にも貢献。現在はIFJCの運営からは退いていますが、共同創設者として国際法や家族法の研修を提供し続けています。また、司法委員会のメンバーとして多方面で活動する一方、言語学、ロシア語、美術 の学位を持ち、その知識を生かしています。プライベートではフィットネスや絵画を楽しみ、仕事と趣味のバランスを大切にしています。

役員
Alice Bagirova
アリス・バギロワ氏は、ワシントン州で活躍する経験豊富な弁護士です。キング郡、スノホミッシュ郡、ピアース郡を中心に、家族法、人身傷害、交通違反(DUIを含む) の案件を幅広く取り扱っています。2014年にシアトル大学法学部を卒業し、特に家庭内暴力や家族法の分野で豊富な実績を積んできました。その確かな専門知識と熱意で、一人ひとりの依頼者に寄り添いながら最善の解決策を提供します。現在、イースト・キング郡弁護士会の副会長を務め、またIFJCの理事としても活動中。 ロシア語も堪能で、多様なクライアントのニーズに対応可能です。プライベートでは、ハイキングや旅行を楽しみながら、大切な人たちと過ごす時間を大切にしています。

役員
Hiroko Nagano
家庭内暴力(DV)を経験した方やその家族の支援を専門とするメンタルヘルスカウンセラー。日本出身。ニューヨークで社会学を学び、女性やマイノリティに対する差別を研究。15年間ジャーナリストとして活動した後、2011年の東日本大震災を機にシアトルへ移住し、カウンセリング心理学を修める。LifewireやELAPなどの支援団体で9年以上の経験を積み、トラウマを抱える人々の声に寄り添い続ける。自身のDV・離婚経験を活かし、特に移民家庭の法廷支援に情 熱を注ぐ。また、保護者向けのワークショップを企画し、地域の合唱団やウクレレグループにも参加するなど、心のケアとコミュニティづくりにも力を入れている。

事務局長
Terry Kinjo
日本出身の翻訳技術スペシャリスト。マイクロソフト、ウーバー、アマゾンなどのグローバル企業で20年以上の経験を積み、製品・サービスの国際展開をリードしてきました。異文化コミュニケーションに精通し、言葉を超えたつながりを生み出すことを得意としています。現在は、IFJC の事務局長として、ワシントン州の移民家族に法的支援を提供。多文化のバックグラウンドを活かし、困難に直面する人々が公平な法のもとで生きられる社会を目指しています。趣味は、ハイキング・スキー・写真・デザイン に加え、日本の伝統文化 「茶道(Chadō)」 を楽しむ。